在りし日の多摩川
先日、お店に自転車を持って行く機会があったのでついでに多摩サイまで足を伸ばしてみました。
今月の3日に19歳になった我が家の猫が亡くなったのですがその猫と出会った登戸に行ってみたかったのです。
気温も湿度もちょうど良く最高のサイクリング日和。
猫と出会った2005年の5月3日もこんな日でした。
(2005年5月3日撮影)
19年前、ブロックに頭を突っ込みながら鳴いていた仔猫が「太田屋」さんの裏にいました。
当時は、「太田屋」さんも営業していて店内で呑んでいたオジサン達が仔猫を見て「ここだったら仔猫も生きていけるかもしれないと人が置いていったらしい」
「そのままだとカラスに食われちまうかもな」なんて言うものだから連れて帰る事にしました。
今は、営業していないようです。
(2004年11月30日撮影)
この時は、「太田屋」さんが建設中でした。
ちなみにクロスバイクに履かせていたタイヤは【GEAX REVERT732】というVITTORIAが展開するオフロードタイヤブランド「GEAX」のクロス&シティ用700Cタイヤ。
目黒本町にあった某プロショップで一本990円!(税込)で売られていて思わず6本ほどまとめ買いしたのですがその時に会計してくれたのが若き日の長谷川店長でした。
なので今でも「あんなに沢山のタイヤを一度に買っていく人は中々いなかった」と言われます(笑)
話が逸れてしまいましたが「太田屋」さんの右隣にも2軒ほど茶屋のような店があり一番右の「大黒屋」ではベテランサイクリストの方々が集っていましたが当時の自分は、怖くて入れませんでした。
そのお店があった場所も今では巨木が一本だけ残っているだけで後は、跡形もなくなっています。
(2006年7月3日撮影)
ここは、雨宿りポイントでもありました。
お店も無くなり今ではここで休むサイクリストは、少ないのでしょうか。
(2005年11月24日撮影)
当時は、こんな光景をよく見かけました。
変わらないようで少しづつ変わっている多摩川沿いの風景。
(2006年4月20日撮影)
今は無くなってしまった多摩川スピードウェイ跡。
ロングライドの帰りは、荒れた路面から伝わってくる振動が堪えるのですが頭の中で「石畳区間を走っているんだ」と言い聞かせながら密かに楽しんでいました。
沢山の思い出が詰まった多摩サイ、いつまでも残って欲しい「道」です。