スタッフ3人揃って例年より一ヶ月遅れのANCHOR(アンカー)2018モデル展示会に行ってきました。
まずは当店でも1,2を争う人気カーボンモデルのRL8(ロングライド)・RS8(ロードレース)2種が、それぞれの上位モデルRS9・RL9の形状を受け継いでモデルチェンジしたのが大きなトピックスですが、


個人的には25年にわたるロングセラーモデル、RNC7(NEO-COTクロモリ)が久々にマイナーチェンジしたのは驚きでした。

BB部分がTIG溶接からラグへ。フロントメカはバンド式から直付けへ。ある意味特徴的だったレトロなリアメカアウター受けはオーソドックスな6mm径になり、ダウンチューブのWレバー台座は廃止されてSTI用アウター受けに。そしてDi2内装用の穴も用意されるということです。
カラーデザインも一新されました。写真のエッジスタイルはレッドの部分を35色の中から選択できます。単色のシンプルスタイルももちろん選べます。

カタログやアンカーのWEBに書いてありますが、RNC7は各チューブがNEO-COT(新形状最適化理論)という応力解析に基づいた複雑な形状に成型されています。
これは世界的にも類を見ない「スピニングバテット」というパイプ厚調整技術と、「バルジ成形」というアルミのハイドロフォーミングのような技術を持ってようやく実現できるフレームです。
この成型を実現するには当然ですがクロモリパイプの圧延作業が必要になります。今月のサイクルスポーツ誌でクロモリに関する詳しい特集が組まれていましたが、圧延をする際に発生する熱による強度低下を抑えるため微量の添加物が有効だそうです。その添加物の割合をオーダーメイドするためには非常に大量に作らざるを得ず、通常は各鉄鋼メーカーの出来合のものの中から最適なものを選んで購入するのを、このアンカーのRNCに関しては複雑なパイプを作り出すためにわざわざ添加物の割合から特注したものを使っているそうです!
何か事情が有るのかもしれませんが、そんな大事なこと、もっと大っぴらに宣伝したほうがいいですよアンカーさん!!
ここまで手の込んだ形状のフレームがカラーオーダーまで出来て、どんなに長くても納期2~3ヶ月で、105が付いた完成車が25万円で手に入るというのは破格の設定だと思います。
さらにハンドリングを違和感無く素直にするために各サイズのヘッドアングルに合わせてクロモリフロントフォークのオフセット値も細かく3種類用意しています。日本人向けに小さなサイズからしっかり設定しているアンカーならではの配慮です。
他のカーボンモデルも多いもので1モデルにつき4種類ものフォークオフセットを用意しています。
デザイン面だけ見ると、海外のものに比べてもうちょっと頑張って!と思う部分もありますが、2018モデルでカラーバリエーションもさらに増えて飽きのこないバイクに仕上がりますよ。
クロモリだけでなくカーボン・アルミもそれぞれに特色を持たせた良いバイクです。12/3までのご注文は特典もつきますので是非ご利用下さい。

RNC7EQUIPE
NEO-COTクロモリが久々のマイナーチェンジ。カラーデザインも一新しました。写真はエッジデザインのレッド。レッド部分をオーダーで他の色に変えることができます。

RNC7のBB周り。2017モデルはラグレスのTIG溶接仕上げでしたがラグ仕様にマイナーチェンジ。FD取り付け仕様も直付けに変更です。

RNC7EQUIPE
リアディレイラー側のアウター受けはレトロな割無し4mm径から一般的な6mm径にマイナーチェンジ。Di2用の穴もここに隠れててケーブル内装できるということです。

RNC7限定モデル
25年前の登場当時のカラーを復刻し、Di2専用仕様も選べるなどした特別車。50台限定ですが、おそらく受注は抽選で有力販売店優先ということで、うちの店は厳しいかな・・・すみません。

RNC3EQUIPE
フレームの仕様は変わりなく、カラーのみの変更です。この価格で驚きの国内ハンドメイド。隠れた名品です。

RL8ELITE
形状を一新。上位モデルのRL9と同一形状でカーボンの積層を変えてあります。PROFORMATの解析を駆使して快適性を損なわずに従来モデルより高剛性に。写真のカラーはエッジスタイルのネオンイエロー。

RL8EPSE
パーツ仕様とカラーを選択できない代わりに価格を抑えたEPSEシリーズ。カラーは写真のエッジスタイルホワイトのみ

RL8EQUIPE
形状を一新。上位モデルのRL9と同一形状でカーボンの積層を変えてあります。PROFORMATの解析を駆使して快適性を損なわずに従来モデルより高剛性に。写真のカラーは追加カラーのシンプルスタイルネオンオレンジ。

RL8W ELITE
RL8と同設計ですがカラー選択やハンドル・サドル等パーツを女性向けにアレンジしたウーマンシリーズモデル。写真のカラーはエッジピンクブラック

RL8W EQUIPE
RL8と同設計ですがカラー選択やハンドル・サドル等パーツを女性向けにアレンジしたウーマンシリーズモデル。写真のカラーはエッジミントホワイト

RL9ELITE
PROFORMATでの解析を駆使したロングライドバイク。フレームは2017から変更ありません。写真のカラーはシンプルスタイルのマジョーラアンドロメダです。

RL6EPSE
パーツ仕様とカラーを選択できない代わりに価格を抑えたEPSEシリーズ。カラーは写真のエッジレッドのみ

RS9ELITE
いち早くPROFORMAT理論を取り入れて開発されたアンカーのフラッグシップモデル。60T高弾性カーボンを採用して推進力を高めたレーシングバイクです。写真のカラーはエッジライムです。

RL8W EQUIPE
RL8と同設計ですがカラー選択やハンドル・サドル等パーツを女性向けにアレンジしたウーマンシリーズモデル。写真のカラーはエッジピンクグレー

RL6W EQUIPE
RL6と同設計ですがカラー選択やハンドル・サドル等パーツを女性向けにアレンジしたウーマンシリーズモデル。写真のカラーはエッジパープルグレー

RS8ELITE
形状を一新。上位モデルのRS9と同一形状でカーボンの積層を変えてあります。PROFORMAT理論により従来モデルより若干軽く、高剛性に。写真のカラーはエッジレッド

RS8EQUIPE
形状を一新。上位モデルのRS9と同一形状でカーボンの積層を変えてあります。PROFORMAT理論により従来モデルより若干軽く、高剛性に。写真のカラーはシンプルスタイルのカーキ。

RS6EQUIPE
どちらかというとレース志向のバイクですが、ハンドリングが素直で乗り心地も十分良いのでロングライドバイクとしてもいけますよ。

CX6D
ディスクブレーキ仕様のアルミシクロクロスモデル。

RT9
日本人向けに極小サイズからしっかり用意されたTT、トライアスロン用バイク。ステムとピラーはオプションでライズやセットバックが選べます。

RS8EPSE
パーツ仕様とカラーを選択できない代わりに価格を抑えたEPSEシリーズ。カラーは写真のレーススタイルのみ

RS6EPSE
パーツ仕様とカラーを選択できない代わりに価格を抑えたEPSEシリーズ。カラーは写真のレーススタイルのみ。

RJ1
アンカーラボでキッズライダーへのリサーチを行なって開発された本格キッズロード。24インチ仕様です。

RL3 FLAT EX
RL6のコンセプトを踏襲したエントリーモデル。ドロップハンドル仕様もあります。

新設計のチェーンルブ。フラーレンとポーラスシリカを配合して高い潤滑性能が長持ちするとのこと。

タイヤ類はおおきな変更は無し。R1シリーズは超軽量でグリップ感も良く、形状が素直でしなやかなので路面の状況を把握しやすく、おススメです。

チューブ類は大きな変更無し。超軽量ブチルチューブは人気商品です。R1シリーズのタイヤと組み合わせるとクリンチャーでもかなり軽量になりますね。

プレゼン資料。ロゴカラーにレッドとネオンイエローの2色が追加。

プレゼン資料。新型RNC7のマイナーチェンジポイント。

プレゼン資料。RNC7特別モデルは50台限定です。

グリーンレーベルシリーズ「オルディナ」
気軽に街乗りに使えるグリーンレーベルシリーズの取扱いもできるようになりました。

グリーンレーベルシリーズ「シルヴァ」
気軽に街乗りに使えるグリーンレーベルシリーズの取扱いもできるようになりました。

グリーンレーベルシリーズ「シルヴァ」
気軽に街乗りに使えるグリーンレーベルシリーズの取扱いもできるようになりました。

グリーンレーベルシリーズ「クエロ」
気軽に街乗りに使えるグリーンレーベルシリーズの取扱いもできるようになりました。

RL3 DROP EX
RL6のコンセプトを踏襲したエントリーモデル。フラットハンドル仕様もあります。