ハンドメイドクロモリフレーム
いつもフレームの塗装や修理でお世話になっている株式会社TRさん(旧鶴岡レーシング)でのクロモリフレーム製作の様子が、サイクリングチャンネルGCN Japanさんで2回に渡って特集されてました。
普段工場へ行くたびに興味深々で製作風景を見ていましたが、こうやって動画に編集されるといかに手の込んだ作り方をしているかよくわかりますね。
かつては「Bomber Pro」いまは「DONTZER」というブランド名で競輪用のNJS認定フレームを作っていて、競輪のイメージが強いかもしれませんが、ロードレーサーについても素晴らしいフレームを作っています。
競輪用を手掛けているだけあって、精度の高さを要求されると共に、曖昧に伝えられたフィーリングからうまくパイプ選定やジオメトリーの設計をして実際の走りにつなげるというかなり難しい作業をこなしているため、乗らせてもらった試乗用のロードフレームはどれもハンドリングがとても素直で、全体の剛性が絶妙なバランスを保って踏みやすいフィーリングでした。
また動画にもありますが、自社に塗装工場を持っているのも大きな特徴です。
フレームの製作工程で適正な処理をしているかどうかで塗装のクオリティがかなり変わってしまうらしく、製作と塗装が自社内で連携できることはとても大事なことだそうです。
また自社内で塗装が行えることで、納期面でも掛かって4か月程度とハンドメイドクロモリとしてはかなり短縮できるのも強みですね。
前に記事にしましたが、ビルダーさんが試作したフォークまでオールクロモリのディスクロードが私の好みにドはまりの素晴らしい走りだったので、当店のお客様でクロモリのディープな世界に興味を持っている方々にこのハンドメイドクロモリの良さが凝縮されたフレームを楽しんで頂けるよう、ビルダーさんに色々と無理を言って相談させて頂きながらオリジナルクロモリロードを企画中です!
決して安いものでは有りませんので、なんとか店頭に試乗車も用意してじっくり乗ってフィーリングを味わってもらいながら好みの一台をオーダーできるような形にしたいと思っています。
GCN Japanさんの動画はこちらです。
・フレームビルド偏
・塗装偏