ONYX RACINGのハブで手組ホイールのススメ
半年ほど使ってすっかり虜になった、ワンウェイクラッチ採用のONYX RACINGリアハブ。
一般的なハブのようにラチェットが引っ掛かって駆動するのではなく、無数のスプラグがフリーボディ内のシャフトを掴んで駆動するという革新的な方式のため、空転時にはほぼ無音でスムーズに回るのに、一旦ペダルを踏み込むとタイムラグが全く無く瞬時に駆動を始めます。コーナーリングの立ち上がり、急坂のヒルクライムから普段の変速時まであらゆる場面でスムーズなペダリングが楽しめる逸品です。
今回CORIMAのカーボンチューブラーリム、CHRISKINGのR45フロントハブ、ONYX RACINGのリアハブ、SAPIM CX-RAYスポーク、の組み合わせで手組みホイールのご注文を頂きました!
CORIMAのリムはオールラウンドに使える高さ32mmのチューブラーで穴数はフロント20H・リア24Hです。
ラインナップには22.6mm幅と26mm幅の2種類ありますが、今回は軽量な22.6mm幅のほうを選んでいただきました。
フロントのCHRISKING(クリスキング)R45ハブは、軽量でメンテナンス性に優れ、耐久性が高い上にカラーバリエーションも豊富で、手組み用のハブとしてはONYXと並んでおススメです。
今回は前後ともハブカラーはシルバーでオーダー。スポークもCX-RAYのシルバーでごくシンプルにどんなバイクにでも合う仕上がりになってますね。
リアハブはスプラグ構造を仕込んでいるにも関わらず割と軽量なので、今回の組み合わせで
フロント545g+リア787g=1,332gと、アップダウンの激しいシビアなレース用にも十分使えるスペックになっています。
この組み合わせで、工賃も含めた総額は前後セットで261,440円(10%税込み)です。
最近は各ホイールメーカーからカーボンホイールのエントリーグレードで20万円を切るものが結構販売されるようになったので、それに比べると少しお高いですが、革新的な機構を楽しめて高い耐久性も持つホイールとして是非おススメしたいです。
リム・スポークの組み合わせはもちろん自由なので、例えば2020モデルとして新しくMAVICから販売されるカーボンリム「OPEN PRO CARBON UST」を使って同様のホイールを組むと、
税込約340,000円でUSTチューブレス対応のオリジナルカーボンホイールが組み立てられます。
ツーリング用にアルミでチューブレス対応のリムを使ってなるべく抑えた価格で組みたい!なんていう場合にはTNIのアルミリムにDTチャンピオンスポークの組み合わせで140,000円ぐらいで組めますよ。それでも各社アルミホイールの最上級グレードと同等の価格になってしまいますが、それぐらいの価値が有ると思います!
ONYX RACINGのハブは私も自分用に1ペア組んで普段から使っていますので、通勤で自転車に乗ってきた日であれば試乗して頂くことが可能なので気軽にお声掛け下さい。(シマノ11sカセット・リムブレーキ)